PBW銀雨PC 御鵺つづらの日記です。
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ご注意:
*アンオフィシャルです。 ご不快に思われる可能性がありますので、ご注意ください。 オフィシャルでのつづらとの関連性は、実は結構高いです。 実家に用事を済ませに言っていた姉やが戻ったのは、夜半近くになってからだった。 「ねえや。兄ちゃま、何かおっしゃってた?」 「おいしかった。来月のお返しを楽しみに。とのことでした」 お休みになっている時間ですよ、とか、雪が降ってまいりましたよ。とか、言いながら、あっという間に通常モードに移行したねえやは、温めた牛乳を出してくれる。 「丈夫な腹で、結構なこと」 間違っても口の中をやけどしないように冷ましながらいうと、 「あの程度のことでどうこうなる方でもありますまい」 と、ねえやは笑った。 「まあ、そうなのだけどね」 新しく入った結社になじむ目的半分で、異物混入チョコを拵えるイベントに参加。 腹の中に自分の式神を育成させるよう仕込んでみたのだが。 「手応えがない。見事に消化したのね。つまらない。腹の中でピーとか鳴かせてやろうと思ったのに」 「それは、おいたが過ぎます。つづら様」 ねえやはたしなめるように言うと、興味津々と言った顔で 「それで、つづら様。他のどなたかには?」 と言った。 「チョコレート?」 ねえやは大きくうなずく。 「去年と同じに、人数の多いところは、ざるでキスチョコレート。扉の皆様には包んで。鳳駆さんにはもう一つミルクチョコレートあげましたよ」 おねえちゃまだから。と、胸を張ると、ねえやは、はぁ。と情けない声を出した。 「つづら様。こちらに来ている目的は覚えてらっしゃいますよね」 「は~い。兄ちゃまとじゃれてる内にうっかりお互いを死なせちゃったりしないように、修行という名の隔離で~す」 わざと元気に挙手して言うと、ねえやはその手には乗りませんと居住まいを正した。 「それがないとは言いませんが、つづら様のお婿様探しも含まれてます!」 「…わかってますよ。ちゃんと鳳駆さんが探してくれるって」 「どこの世界に小学生の男の子に縁談探させる人がいますかっ!?」 「だめ?」 「いけません!」 「ん~…。だって、皆様、いい方いらっしゃるし。何が足りないのでしょう。胸かしら。それとも、女の色気?」 「足りないのは、ご自分でままならないことを言い逃れの手段に使わない潔さです」 姉やが、お目付け役としてきている理由の一つはこの歯に衣着せぬ言い様だ。 「別に御鵺の家に跡取りが必要というわけではありません。要は能力のある方をご養子になさればよろしいのです。ですが。このままだと、お婿様は向こうの方がお選びになった方で決まりですよ?」 向こうの方とは、本家の養子となった、つづらの兄のことである。 「それは、いや」 「明日で中等部もご卒業なさることですし。すでに袴着も済ませた方が、いつまでも童女ではいられないということです。どうせだったら、いい方といろいろ楽しい高校生活のほうがようございましょ。せいぜいおきばり遊ばしませ」 正論だ。 つづらは、くぴーっと冷めた牛乳をあおると、こくんとうなづいて部屋に戻っていった。 PR |
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プロフィール
HN:
御鵺 つづら
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1993/01/15
職業:
高校1年生
趣味:
絵画
自己紹介:
トミーウォーカーのPBW・シルバーレインに参加しているPC、御鵺つづらの日記です。
シルバーレインがお分かりにならない方の閲覧はご遠慮願います。 御鵺つづらは架空の人物であり、実在の事象とは一切関係ございません。
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